わたしが使っている道具類です。練習だけならこんなもの。
一、刀
居合練習刀(模造刀)です。まだ低段者でもあり、真剣は使っていません。(そろそろ欲しいかも・・)
<居合刀の勘所>
練習に使う刀です。かならず「居合刀」を選んで下さい。外国人向けのオミヤゲでよくみる美術刀は、練習に使えません。
柄が壊れて刀身が外れて飛び出したり、振りにより刀身が鍔元でポッキリ折れたりして大変危険です。
柄は樹脂製でなく、木製(朴-ほう-や白樫-しらかし-)のものを選ぶこと。
刀身も、折れ易いのでアルミ合金やジュラルミンは避け、(お店によって用語は様々ですが、)「硬質特殊合金」などと呼ばれるものを選ぶとよいでしょう。(居合練習刀の為に開発されたものと聞きます。)
「砂型」というのは作り方の一種ですが、刀身に気泡が入りにくく、より強度が高いのだそうです。
お値段はそれこそピンからキリまでありますが、二万円を切るものはまず駄目でしょう。そんなに安くは作れないと思います。
居合刀の刀身は一種の鋳物ですから、強く打ち付けたりすると折れます。柔らかいものであっても斬ってみたりしないこと。もちろん刀同士の打ち合いなどもってのほか!絶対やめて下さい。
刃紋はメッキの上から薬品やヤスリなどで付けたもので、あまり難しいものは出来ないようです。
稽古にも意味ないものです。が、愛刀として「お気に入り」の一振りとするための演出にはなりますね。
本物の作刀時代により、特徴的な刃紋があります。
そう言うこだわりは面白いかもしれません。
入門時に誂えた美濃坂製「同田貫」二尺五寸五分(下)、そして西陣刀剣さんで最近誂えた「嵐山」二尺六寸(上)の二本です。
(不思議ですね、刀身は上の方が長いのに、鞘は下の方が長い!)
◎ 美濃坂製「同田貫」
この刀は師を通じ、西日暮里の「全日本刀工」さんで少し希望を入れてもらって誂えたものです。目釘は二本。鞘を払った重さは約1.2Kgあります。重いです。
定価は85,100円(美濃坂HP)ですが、先生の口利きか、もう少し安く手に入りました。
美濃坂製「同田貫」で刀身長は二尺五寸五分(約77.3cm)、厚口刀身で波紋は直刃です。
同田貫を模したという刀身は身が厚く、激しく切り下しても刀身自体が不自然に振動することはありません。
銅の天正鍔(瓢箪透)は少し小さめです。金具は標準的なグリ彫りの角形です。
目貫は剣カタバミの家紋柄になっています。柄九寸五分、柄巻きは綿、鞘は黒石目です。下緒は綿のものがついていましたが、引っかかって鞘が帯を上手く滑らなかったので絹の綾織りのものに変えました。柔らかくて良い感じです。◎ 西陣刀剣製「嵐山」
入門して三年半、本当は本身がそろそろ欲しいのですが、先立つものほか諸般の事情から、この刀を誂えました。
京都の西陣刀剣で誂えたものです。
こちらも目釘は二本。鞘を払った重さは約1.3Kgほどあります。しかしバランスが良いのであまり重く感じません。
刀身長は二尺六寸(約79cm)の厚口刀身で、鎬造(樋なし)にして頂きました。波紋は互の目です。
同田貫ほどではないものの、鎬造りのためやはり刀身は厚いです。
「本身ですか?」って聞かれるくらい、刀身の迫力は見事です。
「嵐山」の定価は59,800円ですが、期間限定で55,000円。これに寸延びで+7,000円と鎬造り+16,000円で合計78,000円なり。
刀袋と御刀油は付属。目釘を二本にしてもらいましたがこれはサービスでした。
ここの居合刀は凄いことに、本身同様目釘で固定されているので、稽古前に点検が必要です。
鍔は蜻蛉透の鉄製。季節柄、手許に届いた段階で少しさびが浮いて赤くなっています。これは何とかしないとね。
金具はこちらもグリ彫りにしました。お気に入りです。目貫は勝虫にしました。柄長は九寸五分としましたが、こちらの方が少し長い気がします。
◎ 二本を比較してみると・・・
上が「嵐山」で下は「同田貫」です。わずかに上の方が長いのですが、身幅が違うのでかなり細長く感じます。
手前が「嵐山」。ハバキはいずれも真鍮です。柄は嵐山の方が心持ち細く、握りやすくなっています。
ボールペンのある辺りが重心で、下の嵐山の方が心持ち手許に来ています。
この差は絶大で、同田貫のほうはもろ手首にずしりと荷重が来るのですが、嵐山は肩口に来ます。
速く抜き討つには嵐山の方が向いています。
刀身の比較です。左が嵐山の鎬造り刀身。真剣の様な迫力があります。右は同田貫の樋あり刀身。
樋は重さを抑えることが主な目的で、「血を抜くため」というのは迷信です。(まあ、嘘ですね)
振った時の「音」が大きく鳴ることから居合人に好まれ、出来合いの居合刀は通常このパターンです。
本当を言えば、戦闘の際「余計な音」を立てるのはナンセンス。武用刀に樋はあり得ません。
一、刀キャリーバッグ
合皮の一本用を使っています。本革製や二本入りのものもあります。
まあ、練習に何本も模造刀を持って行く事もあまり無いと思うので、充分ではないかと。
布製の御刀袋に納めてからしまいます。
模造刀とはいえ、抜き身や拵えのまま持ち歩くと通報されるかも知れません。※
