第2章 無雙直伝英信流

第9節 河野百錬の嘆き「嘆異録」(18/18)


『無雙直伝英信流嘆異録』

17.吾が修養の目安

【要旨】

カッコが決まっていても生気のない居合はしょせんは死物。

ひと振りごとの勢いと業に貫かれる気魄に命が吹き込まれその業が生きるには、不断不退の精進が必要でありその心がけが大切。

いたずらに多くの業を求ずとも、一つ一つの業に集中してこれを会得する事が上達の秘訣。

業の遅速・軽重・強弱・変化を鋭く観察し、業の理合いを究めてその一を得られれば、他のすべてに通じる。

一を修めて百が得られないものは、ただ漫然と一生を過ごすだけ。

業に気迫満ち生き生きしていても、業そのものが卑俗では意味がない。
この道を志す者は、高雅・清明・謙虚な品性を養う事を常に心がけ、業の統一の中に変化の秘めた品位と無限の風格ある居合をできる様になりたい。

【解説】

要旨の通りです。居合だけに留まらず、生きて行く全ての物事に通じる心構えであり修練・養生の肝要をまとめたものです。


 
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最終更新日 : 2006年6月3日