『無雙直伝英信流嘆異録』
15.居合道の回顧
(この書籍が出版された昭和37年当時:管理人註)これほど居合が盛んに熱心に研究されるようになった時代はなくとても喜ばしいことである。大正時代の末期までの近畿地方の居合は伯耆流の数人の諸先輩があったもので、無双直伝英信流を学ぶ者は一人もいなかった。真剣武道(竹刀剣道に対し居合を真剣道という)の大先輩である元大日本武徳会範士故志賀矩先生の提唱により、昭和二年夏から土佐伝統の正統第十八代宗家穂岐山波雄先生(昭和10年二月からは第十九代宗家福井春政先生)を招き18回に及ぶ講習会を開催し、今日の盛況を見るに至った。昭和二十年の終戦で悲運にあった日本刀は次第に生気を取り戻し、昭和二十九年にはこの道の総本山ともいえる全日本居合道連盟(当時の総理大臣である池田勇人氏が会長)が誕生し、続く昭和三十一年には全日本剣道連盟の居合部ができるなど、全国的に盛り上がったのは本当にありがたい事である。
(昭和36年11月当時)第一線に活躍する居合の士のうち、思い浮かぶ人のリストを記す。(管理人註:リストは89名ありますが、無双直伝英信流の方のみとしました。段位は当時の全日本居合道連盟登録のものです。)
段位
氏名
住所
その他
名人位
福井 春政
高知
正統19代宗家
十段
河野 百錬
大阪
正統20代宗家
範士
山本 宅治
高知
範士
高田 直仁
兵庫
範士
中川 稔
愛媛
範士
斉木 賢司
大阪
範士
水野尾 清
長崎
範士
陣之内 鹿雄
長崎
範士
藤本 錬心
岡山
範士
野村 條吉
石川
範士
森 繁樹
愛媛
八段教士
田岡 伝
高知
八段教士
宮崎 三州男
長崎
八段教士
平井 一
東京
(21代 平井阿字斎先生)
八段教士
中垣 雅司
大阪
八段教士
藤村 米次
香川
八段教士
清水 清俊
福岡
(21代)?
八段教士
大田 次吉
東京
八段教士
福井 虎雄
岐阜
(21代)
八段教士
光藤 時太郎
愛媛
八段教士
武田 良一
長崎
八段教士
中村 才蔵
兵庫
八段教士
池田 高市
大阪
八段教士
斉藤 正
京都
七段教士
成瀬 栄宏
大阪
七段教士
木村 昌二
大阪
七段教士
山口 礼一
大阪
七段教士
上村 勇三
大阪
七段教士
奥川 金十郎
三重
七段教士
松村 豊吉
兵庫
七段教士
影山 保夫
兵庫
七段教士
大久保 賢治郎
兵庫
七段教士
縄田 忠雄
大阪
七段教士
小林 秀夫
広島
七段教士
三重野 節雄
長崎
七段教士
石丸 貞信
愛媛
七段教士
真鍋 品八
愛媛
七段教士
永野 源吉
長崎
七段教士
中島 浅吉
大阪
七段教士
上野 晴由
愛媛
七段教士
朝枝 俊介
大阪
七段教士
畑島 正
大阪
七段教士
芳川 信之
大阪
七段教士
福田 一男
大阪
七段教士
長谷川 与吉
大阪
七段教士
吉村 鈴香
京都
七段教士
永津 要
福岡
七段教士
上村 義孝
福岡
七段教士
岩丸 一彦
福岡
七段教士
柴田 英三
福岡
七段教士
勝木 保雄
熊本
七段教士
中元 中
長崎
(記述なし)
山本 晴介
高知
(記述なし)
前田 勇
福岡
(記述なし)
中川 英三
大阪
(記述なし)
堀 寅治
大阪
(記述なし)
坂本 吉郎
大阪