第2章 無雙直伝英信流

第9節 河野百錬の嘆き「嘆異録」(7/18)


『無雙直伝英信流嘆異録』

6.血振いのこと

【要旨】

正座の血振るいは、常に切っ先下がりに刀身を保持するのが正しい。

【解説】

初伝正座の血振るいは刀を前から横へ大きく動かし、軍隊の敬礼のような形から一気に振り切ります。

ここにも実は伊勢流の礼法が隠されています。斬り下した形から右へ刀を大きく動かすとき、刀は血の滴りが手許に来ない様、切先を手許より下げた状態にしておく・・というのは道理であり、容易に理解出来る事だと思います。

傍系の「大森流」血振るいは、頭上で振り回す様な感じで、正統正伝を学ぶ物としては極めて違和感あるものです。


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最終更新日 : 2006年6月3日