『無雙直伝英信流嘆異録』
6.血振いのこと
【要旨】
正座の血振るいは、常に切っ先下がりに刀身を保持するのが正しい。
【解説】
初伝正座の血振るいは刀を前から横へ大きく動かし、軍隊の敬礼のような形から一気に振り切ります。
ここにも実は伊勢流の礼法が隠されています。斬り下した形から右へ刀を大きく動かすとき、刀は血の滴りが手許に来ない様、切先を手許より下げた状態にしておく・・というのは道理であり、容易に理解出来る事だと思います。
傍系の「大森流」血振るいは、頭上で振り回す様な感じで、正統正伝を学ぶ物としては極めて違和感あるものです。