第2章 無雙直伝英信流

第9節 河野百錬の嘆き「嘆異録」(5/18)


『無雙直伝英信流嘆異録』

4.右手のかかり口のこと

【要旨】

「相手にケブリもみせぬように」という先賢の教えを曲解してか、抜刀の時の右手のかかり口を大きくかつゆっくりとする人がいるが、右手で柄をなでる様にというのは大きな動きをせず、いつかかったかわからない様にすることが大切である。

【解説】

どんなにゆっくり動かしても、右手の動きが不自然なら相手に察知されるでしょう。妖しい動きならかえって視線を誘います。

「ケブリ」とは「気振り」と書き、気配とかそぶりを意味します。大切なのは動作の緩急ではなく、そう言った気配を見せない事。殺気を飛ばさず不用意に視線を動かさず、自然に振る舞う事が重要なポイントです。


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最終更新日 : 2006年6月3日