初伝-正座の部
十本目:抜打(ぬきうち) 動画(.mov 2,497kb)
正座の状態から一気に抜き出し、斬り下す。
電光石火の業です。逃げることはできません・・
【状況】
正面を座す敵の害意を察知し、真向より斬り下して勝ちを制したあと英信流の血拭いした後納刀をおこなう。
【所作】
左手で鯉口を切るとともに、爪先だち腰を伸ばしながら右手で刀を上方に一気に抜き出す。
切先が鯉口を離れると同時にそのまま振りかぶる体勢となり、左手を柄に持って行く。
心持ち上体を後に持って行く様にして重心を合わせた膝から少し後にもっていく。
一気に斬り下す。このとき、反動で膝が数センチ浮くため、斬り下すと同時もしくは少しあとに膝が「ドンっ」と床に落ちる。このとき両膝は肩幅に開いて落とす。
膝立ちのまま右に開く英信流の血振るいを行うとともに、左手は左腰へ。
左手で鯉口をとり、納刀の動作を開始する。刀を鞘に納めるとともに、尻を踵のうえに落として行く。
納刀が終わるとともに尻は踵の上におとし、つま先は伸ばし、膝は閉じる。
無駄な動作をしていては、電光石火の業が意味をなくします。敵に反撃の隙を与える事無く、一気に勝ちを制しなければなりません。
「落とし」の理合はここでも出て来ます。切先は鯉口を離れた次の瞬間には振りかぶった状態の切先の位置に移動していなければなりません。
ドタバタ言わせないのが英信流の大事ですが、この抜打ちと中伝の「真向」は、膝が床と当たって音を出してしまいます。
(私の様に)体重が重い人は、膝を護るパッド入りのサポーター必需!サポーター無しでは三回保ちませんでした。(ハラホレヒレハレ・・ってなります。)