初伝-正座の部
十本目:追風(おいかぜ) 動画(.mov 2,679kb)
古名は「虎乱刀」。初伝唯一の立業になります。逃げる敵を追跡し、横一閃の後上段から斬り下します。どう見ても「護身」の業ではないような・・
【状況】
正面を逃げ行く敵を追い、斬り倒し勝ちを制したあと初伝の血拭いした後納刀をおこなう。
【所作】
このとき、鞘(鐺)は自分の体側から外側にでない事。追走時に鞘をモノにぶつけない様に気をつけます。妙に音を出して相手に追走を気付かせないようにするという事のようです。ね、護身の剣じゃあないですって!
小走りですよ!大胆にではありません。
追いつくに従い歩幅を小さくする。
追いつき、左足が前に出たと同時に刀を抜き出し右足を踏み出すとともに横一文字に抜きつける。
左足を相手に向けて踏み出しながら、諸手上段に構えつつ、右足を大きく踏み出しつつ敵の頭部から中段まで一気に斬り下す。
左手は帯の所に、指を揃えてあて、初伝の血振りを行う。
右足を大きく一歩後ろへ下げる。
そのままゆっくりと、右膝をゆっくりと落としながら納刀する。
冒頭にも書きましたが、初伝唯一の立業であり、気付かれない様に追走し(多分)背中から斬りつけており、正々堂々としたものではないようにも感じます。武術に卑怯無し。目的を考えれば、このような業も必要だったのでしょう。
追走時、鞘を体に対して並行に、真っ直ぐに持つ事が大事です。