初伝-正座の部
八本目:附込(つけこみ)動画(.mov 2,889kb)
人の弱みに・・・と言う事ではないのでしょうけど、「附込」という名称がついています。
動画と私が最初に学んだモノは同じですが、最初の挙動が全日本居合道刀法二本目「前後切」と同じ様に、刀を一気に抜くとともに両つま先を立て、お尻を浮かして膝を90度にし、頭上で一度受流す様にするというものです。しかしここでの解説は右足を出して抜きかける形で説明します。
二挙動で敵を追撃するとき、剣道の摺足に似た足運びをします。残心の時の構えは足はともかく剣道の上段の構えに似た形となります。柄頭を額のすぐ上のあたりに持ってくるのは、唯一の「防具」として用いるためだそうです。
血拭いや折り畳む様な納刀もこの業の特徴です。
【状況】
正面から斬り込んでくる敵に対し、一度抜きかけて間合いを測り、その場で敵の攻撃を一度外して鎬で受け流し、そのあと上段(頭部)へ一撃、追って更に中段に深く斬り込み勝ちを制したあと上段に構えて残心、正眼に戻し、血拭いした後納刀をおこなう。
【所作】
前方より敵が斬り掛かってくる。
斬り掛かり来る敵を見据え、瞬時に測る。左足つま先は同時につま先立ちとなっている事。
踏み出した右足を退いて左足に揃えるとともに刀を抜き、頭と左肩を囲う様に受け流す。
一歩引くのは相手の間合いを外すため。敵の刀の切先は自分の前に落ちることになる。
刀を抜いて敵の刀を受ける形に移行する流れは決して焦らず、急ぎすぎずスムーズを心掛ける事。
右足を大きく一歩後ろへ下げつつ、切先が上から引っ張られる様な構えで残心する。
左右の肘はやはり左右から引っ張られる様に張り、左手は柄頭が丁度額の上方にある様に構える。
刃部は下から左回りに前を向く。
鍔から20cmあたりの峰を受ける。このとき、左手の掌は親指以外の四本の指をしっかり揃え、親指を開いて人差し指の付け根の辺りで峰を受ける。
血拭いから納刀に至る一連の動作は、初心者の私にとってなんだかかっこ良く、早く学びたいと思ったものです。
この納刀動作は初伝の中で抜き討ちに継いで難しく、刀の長さが自分の体に合っているかどうかがハッキリわかります。
連続で追撃しながら繰り出す上段、中段の二撃は鋭さが必要であり、背筋の力が必要です。