第3章 私の居合

第13節 修練の隘路(9/30)

いつまでも悩み果てなし(でも楽し!)


初伝-正座の部


七本目:介錯(かいしゃく)動画(.mov 2,359kb)

武士の切腹の介錯の型です。
目の前に、左を向いて今まさに自らの腹を切ろうとする同胞や親族に対し、その苦しみを終わらせるために致すものです。
切腹とは元来、罪科(つみとが)を償う為に行われるものではなく、真心が居ます腹を開き、相手に真心と自らの潔白を示すものとされていました。
従って、あらぬ嫌疑をかけられた武士がその無念を晴らすために行われたもの(死んでは元も子もありませんが)であり、罪科があるのであれば例え武士であっても切腹は許されませんでした。(しかし形骸化して行ったようです。)
自ら腹を切る勇気もすたれ、扇子などを腹に当てるマネなどにまで堕落したとも。
罪人は切られたくないと暴れるので、正座させた足の親指を刑吏が引っ張り上げ、つんのめった所を切り落とすので斜めに切るのですが、武士は背筋を伸ばし、前にも後ろにも倒れぬ様に腹を切るので、ほぼ水平に刀を出さねばおかしいことになります。
正統正伝では、右手だけで斬り左手は首の皮一枚残すために刀を止める時、添える様にします。右手の「手の内」の働きが大切。学んだ時、「すごい!」と思いました。

 

【状況】

正面に左を向いて座し、自らの腹を切るものに対し、憐憫の気持ちとともに苦しみに止めをさすべくその首を落とす。敵対の業ではない。

【所作】

斬首の首は地面に落ちた時斜め上を向いていたのに対し、切腹した武士の首は桐の箱にまっすぐ収められたといいます。
「首の皮一枚残す」のは、切り離す勢いで切り下すと首が派手に飛んでいくことがあり、それではあまりに不憫ということ。
最後は役人の手で、切腹に使った脇差もしくは小刀を用いて丁寧に切り離したそうです。
・・・ナマンダブ、ナマンダブ・・・


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最終更新日 : 2007年8月4日